建築物探訪 名古屋市東区
名古屋市東区に用事があり、古くからの建物が残っている白壁を歩いてみました。
写真は有名な料亭「か茂免(かもめ)」さんの入り口です。
名古屋市東区の白壁エリアは江戸時代、尾張徳川藩の中級武家屋敷が集まった地域。明治時代以降は名古屋財界人の住宅地としてモダンな邸宅が立ち並んでいたようです。TOYOTAの豊田一族や、SONYの創設者でもある森田昭夫氏もこの地域に住んでいました。
か茂免は尾張徳川藩中級武士の「安藤十次郎」邸跡700坪に 京都の紙問屋「中井巳次郎」氏が名古屋別邸として大正時代に建築されました。
戦前・中にはかつての宮家である「東久邇稔彦」氏(ひがしくにのみや・なるひこ)が 歩兵第五旅団長宿舎として3年半、「賀陽宮恒憲」氏(かやのみや・つねのり)が 留守第三師団長として半年、邸宅として利用するために隣地300坪を購入して防空壕を造成、現在の1000坪となりました。(か茂免HPより)
白壁エリアの邸宅はどの家も街の雰囲気を壊さないように建てられています。街の中なのに空が広く感じられる白壁エリア。建物が建てられた歴史を感じられる場所でした。
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